働くママの日々是修行。
家庭と仕事の両立に悩むママの生活雑感。
2009
April 26
April 26
今日は「硫黄島からの手紙」の対をなす、「FLAGS OF OUR FATHERS」を観た。
第2次世界大戦時において、最も悲劇的な戦いと言われる“硫黄島の戦い”を、アメリカ側の視点から描いた作品だ。
ウィスコンシン州で葬儀屋を営む老人が長い人生に別れを告げようとしていた。彼の名はジョン・“ドク”・ブラッドリー。1945年彼は海軍の衛生兵として硫黄島に赴き海兵隊と共に戦った。
その中で撮られた一枚の写真により、彼はアメリカ中から“英雄”と称えられた。しかし彼はその後も、家族へ硫黄島について語ろうとはせずアメリカ中に知れ渡ったこの写真について何も語ろうとはしなかった。
硫黄島で何があったのか、彼の息子・ジェイムズは硫黄島の真実について辿り始める。
硫黄島での戦いと、英雄に祭り上げられたことに戸惑い、悩み、傷ついた生き残り3人の顛末が淡々とした語り口で描かれているからこそ、悲しみが伝わってきた。
仲間を失った悲しみと真実を話せない苦悩を抱えながらも、戦争国債を国民に買わせるために客寄せパンダでいることに甘んじなければならない現実。
硫黄島での戦闘シーンより、英雄として利用され、心をえぐられ続け、最後には野垂れ死にしてしまうアイラ・ヘイズさんの生きざまが胸に痛かった…。
これは、原作を読んでみたいと思った。
息子さんが父親を理解したいという思いから始まった物語なんだろうけど、亡くなったお父様が口を閉ざした気持ちを尊重してあげれば良かったのにとも思った。
本当の地獄を経験した人は、決してその事実を語ろうとはしないと思うから。
そして、口に出せない思い出を抱えて生きるのは、とても重く苦しいことだと思うから。
最近は、何かを考えさせられるものばかり選んだかのように、読んだり、観たりしているな~。
自分も変わりたいと思う、表れなのかな?
第2次世界大戦時において、最も悲劇的な戦いと言われる“硫黄島の戦い”を、アメリカ側の視点から描いた作品だ。
ウィスコンシン州で葬儀屋を営む老人が長い人生に別れを告げようとしていた。彼の名はジョン・“ドク”・ブラッドリー。1945年彼は海軍の衛生兵として硫黄島に赴き海兵隊と共に戦った。
その中で撮られた一枚の写真により、彼はアメリカ中から“英雄”と称えられた。しかし彼はその後も、家族へ硫黄島について語ろうとはせずアメリカ中に知れ渡ったこの写真について何も語ろうとはしなかった。
硫黄島で何があったのか、彼の息子・ジェイムズは硫黄島の真実について辿り始める。
硫黄島での戦いと、英雄に祭り上げられたことに戸惑い、悩み、傷ついた生き残り3人の顛末が淡々とした語り口で描かれているからこそ、悲しみが伝わってきた。
仲間を失った悲しみと真実を話せない苦悩を抱えながらも、戦争国債を国民に買わせるために客寄せパンダでいることに甘んじなければならない現実。
硫黄島での戦闘シーンより、英雄として利用され、心をえぐられ続け、最後には野垂れ死にしてしまうアイラ・ヘイズさんの生きざまが胸に痛かった…。
これは、原作を読んでみたいと思った。
息子さんが父親を理解したいという思いから始まった物語なんだろうけど、亡くなったお父様が口を閉ざした気持ちを尊重してあげれば良かったのにとも思った。
本当の地獄を経験した人は、決してその事実を語ろうとはしないと思うから。
そして、口に出せない思い出を抱えて生きるのは、とても重く苦しいことだと思うから。
最近は、何かを考えさせられるものばかり選んだかのように、読んだり、観たりしているな~。
自分も変わりたいと思う、表れなのかな?
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2009
April 26
April 26
この本が出版されたころから興味を持っていた。
梁石日さんの「闇の子供たち」。
実際に手に取るまで時間がかかったのは、この物語が現実だという認識があったからだ。
アジアの底辺層では、乳幼児の売買、幼児売春、幼児の臓器売買が横行している。
日本がいくら援助したところで、そのお金は援助した国の優遇された人たちの間で流れるだけで、こうした底辺層に届くことがない。それが現実なんだろう。
だけど…。実の親に売られて、奴隷のように酷使されて、病気になったらポリ袋に詰められて生きたまま捨てられる。
そんな人生を望んで、子どもたちは生まれてきたわけじゃないのに。
いま、私の子どもたちは幸せに生きている。
毎日お腹いっぱい食べて、フカフカの布団で眠って、学校に通い、習い事もして。
子どもたちの幸せを守るためなら、私は辛い仕事も、自分の楽しみを諦めることも厭わない。
でも、自分の子どもだけが幸せなら、他の子どもはどうでもいいとは思っていない。
児童虐待のニュースを観ても思うけれど、大人の都合で子どもたちが虐げられるのは許し難い。
いまの自分にできることは何か。
そして、その何かを続けていくことで、一人でも多くの子どもを救うことができたらと、強く思った一冊だった。
でも、読み返すのは辛いかな…。
2009
April 26
April 26
2009
April 22
April 22
2月に業界同期のカメラマンさんが読んでいるといった「ひかりごけ」を、会社の本棚で発見!
さっそく、お借りして読み始めた。
短編集でいくつか作品が収録されているが、やはり「ひかりごけ」が一番印象深い。
これは、羅臼で実際にあった、難破船長人喰事件をベースに書かれた作品だからだ。
この作品をきっかけに、実際におきた事件の記録なども読んだけれど満たされず、実際に当事者の船長を取材したノンフィクションを読むことにした。
書店で検索をかけても在庫がないところをみると、絶版になっているんだろうな~。
ということで、アマゾンで古本を購入。今日、発送されたらしい。
欲しい本はあるけど、経済的にゆとりがないので、最近の読書はもっぱら古本か、会社の本棚だけれど、いままで自分があまり読まなかった作家やジャンルと出会えているから、それはそれで面白い。
いままで知らなかった、北海道で起こったさまざまな事件を、会社の本棚で知る私。
もっと、いろいろなことに興味を持たないとね。一応、モノカキのはしくれだから

2009
April 21
April 21
先日、硫黄島の指揮官であった栗林中将について書かれた「散るぞ悲しき」という本にいたく感銘を受け、遅ればせながら「硫黄島からの手紙」を観た。
硫黄島で圧倒的な兵力のアメリカ軍と死闘を繰り広げた、栗林忠道中将指揮による日本軍将兵の心情がていねいに描かれていて、とてもアメリカ人が監督したとは思えないほど、感情移入しやすい映画だった。
史実とは異なっている部分も、解釈の誤りもあるのだけれど、そんな些細なことがまったく気にならないほど、物語に引き込まれた。
これは「父親たちの星条旗」も観なければ!と思っている。
私は戦争を知らない世代で、世界にはいまでも戦争中の国があることを、思いだすこともなく生きている。
日々の生活に追われているといっても、衣食住に困っているわけでも、命の危険にさらされているわけでもなく、愛する人を永遠に失うかもしれないという恐怖とも無縁に生きている。
それがどれだけ幸せなことかを、もっと真剣に考えるべきだと思った。
近代史のことは、いままで勉強してこなかったので、これを機にいろいろなことを調べてみたいと思う。
硫黄島で圧倒的な兵力のアメリカ軍と死闘を繰り広げた、栗林忠道中将指揮による日本軍将兵の心情がていねいに描かれていて、とてもアメリカ人が監督したとは思えないほど、感情移入しやすい映画だった。
史実とは異なっている部分も、解釈の誤りもあるのだけれど、そんな些細なことがまったく気にならないほど、物語に引き込まれた。
これは「父親たちの星条旗」も観なければ!と思っている。
私は戦争を知らない世代で、世界にはいまでも戦争中の国があることを、思いだすこともなく生きている。
日々の生活に追われているといっても、衣食住に困っているわけでも、命の危険にさらされているわけでもなく、愛する人を永遠に失うかもしれないという恐怖とも無縁に生きている。
それがどれだけ幸せなことかを、もっと真剣に考えるべきだと思った。
近代史のことは、いままで勉強してこなかったので、これを機にいろいろなことを調べてみたいと思う。