働くママの日々是修行。
家庭と仕事の両立に悩むママの生活雑感。
2010
May 03
May 03
今日は午後から、DVDを観ました。
『私の中のあなた』 ニック・カサヴェテス監督
アナ、11歳。白血病の姉・ケイトを救うため、臓器を提供するドナーとして生まれてきた。
生まれたときから姉のために身体のあちこちを切り刻まれていた。
ケイトに生きてほしいーその想いは家族みんなが同じだと信じて疑わなかった母・サラは、ある日信じられない知らせを受ける。
「もう姉のために手術を受けるのは嫌。自分の身体は、自分で守りたい」と、アナが突然両親を訴えたのだ。
病気と闘ないながらも幸せだった家族に訪れた、突然の出来事…。
アナは姉・ケイトが大好きだった。なのに何故…。
そのアナの決断の裏には、驚くべき真実が隠されていた…。
これは…登場人物の誰に感情移入するかで、感想がまったく異なると思うけど…。
深い愛情に裏打ちされた、優しさと強さと覚悟に、涙が止まりませんでした
私も極限まで諦めずにがんばってしまうタイプの人間なので、母・サラの行動や決断がよくわかるし、自分も同じ立場に置かれたら、きっと同じことをしてしまうと思うけど…。
受け入れる、諦めることが必要なときもあるんでしょうねぇ。
でも、子どもの命を諦めることは、私にもできないだろうなぁ…。
本当に相手を愛したら、自分の気持ちより相手の気持ちを大切にするのは自然なことだから…。
そのために自分が傷つくことを厭わない強さを、自分も持ち合わせていたいと思いました。
『私の中のあなた』 ニック・カサヴェテス監督
アナ、11歳。白血病の姉・ケイトを救うため、臓器を提供するドナーとして生まれてきた。
生まれたときから姉のために身体のあちこちを切り刻まれていた。
ケイトに生きてほしいーその想いは家族みんなが同じだと信じて疑わなかった母・サラは、ある日信じられない知らせを受ける。
「もう姉のために手術を受けるのは嫌。自分の身体は、自分で守りたい」と、アナが突然両親を訴えたのだ。
病気と闘ないながらも幸せだった家族に訪れた、突然の出来事…。
アナは姉・ケイトが大好きだった。なのに何故…。
そのアナの決断の裏には、驚くべき真実が隠されていた…。
これは…登場人物の誰に感情移入するかで、感想がまったく異なると思うけど…。
深い愛情に裏打ちされた、優しさと強さと覚悟に、涙が止まりませんでした

私も極限まで諦めずにがんばってしまうタイプの人間なので、母・サラの行動や決断がよくわかるし、自分も同じ立場に置かれたら、きっと同じことをしてしまうと思うけど…。
受け入れる、諦めることが必要なときもあるんでしょうねぇ。
でも、子どもの命を諦めることは、私にもできないだろうなぁ…。
本当に相手を愛したら、自分の気持ちより相手の気持ちを大切にするのは自然なことだから…。
そのために自分が傷つくことを厭わない強さを、自分も持ち合わせていたいと思いました。
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2010
April 25
April 25
今日は前夫が子どもたちを連れてお出かけしているので、珍しく家に一人なので、DVD鑑賞をしていました。
もうね、余計な感想は言いたくないの~
特に印象に残ったシーンで、大好きな「G線上のアリア」が流れたのも感動的でした。
もう1回観ようと思います!
もうね、余計な感想は言いたくないの~

特に印象に残ったシーンで、大好きな「G線上のアリア」が流れたのも感動的でした。
もう1回観ようと思います!
2010
April 04
April 04
久しぶりに、映画館で観てきました。
誘われるまま、何の前情報もなく鑑賞したので、最初はビックリしたのだけれど(笑)。
とにかく映像がキレイ! フィルム映画って素敵!!
弱い映画監督と、ダメな男とわかりつつ愛さずにいられない女の物語なので、ストーリーはまぁ予想の範囲内だったのだけれど。
妻、愛人、彼と組み続ける主演女優の、愛するが故に殺していた気持ち、その純粋さを踏みにじられて初めて見せる本音がよくわかって、何度も泣きそうになりました
モノカキのはしくれなので、どうしても言葉に着目してしまうのよねぇ(笑)。
その後自宅で、『チェンジリング』も観ました。
これは号泣しながら観ました。
映画鑑賞は苦手と思っていたけど、これからは楽しめそうです
2010
April 04
April 04
週末にオフィスの引っ越しがあったり、年度末で珍しく残業が続いたりという正当な理由もあるのですが。
人生には思いがけない出来事が、いろいろ起きるものですね

ということで、全然読書が進んでいません。
「青の懺悔」 堂場瞬一著
神奈川県警を辞め、私立探偵の看板を掲げた真崎薫のもとを、高校時代の野球部の仲間で、今はスポーツ選手の代理人を務めている長坂が訪ねてきた。その依頼を受け薫は、やはり昔の仲間であり、メジャーから日本に戻ってきたプロ野球選手の結城と会う。憔悴した様子の結城は、息子が誘拐されたと真崎に打ちあけるのだが…。
「蒼の悔恨」シリーズで、迷わず手にとりました。
犯人の目星はストーリー半ばでつきましたが、かつての仲間の気持ちの動き、恋愛と仕事、元の職場とのバランスなど、キャラクターの心の動きは非常に丁寧に描かれていて、一気に読み進めました。
堂場作品は素晴らしいので、安易にドラマ化してほしくないなぁと、改めて思いました。
「ドナウよ、静かに流れよ」 大崎義生著
ドナウ川で法人男女が心中。その小さな新聞記事が頭から離れなくなった私は、2人の足跡を追ってウィーンへと向かった。もはやこの世にいない19歳の少女、日実は、異国の地でどんな恋をし、そして何ゆえに追い詰められていったのか? 悲劇的な愛の軌跡を巡る、哀切さに満ちたノンフィクション。
これは、引っ越し直前に会社の本棚で発見した一冊です。
実は私、この物語は小説だと思い込んでいました。
ノンフィクションと呼ぶには想像の話が多いし、著者の感情が入りすぎていてどうかと思いますが、日実の初めての愛に殉じようとする潔癖さは、かつての自分も持ち合わせていたものだったので、非常に胸を打ちました。
ご冥福をお祈りします。
「愛の工面」 辻仁成著
登校拒否を続けた彼女は、父親が買い与えたカメラを覗いて初めて世界と接することができたー。
それから夢中で写したものは、死骸、男の背中、自らの裸体…。写真家になった彼女と、出会った若い作家との穏やかだが断崖のように危うい愛。精神の成長を記録した鮮烈な最新小説に、著者による写真を付した、芥川賞作家の衝撃の世界。
さらさらと読み進める物語で、特に大きく印象には残らなかったかなぁ。
最初が「サヨナライツカ」だったので、肩透かし感があったのかも。
でも、かつての妻・南果歩さんが、とても無邪気で可愛かったです

そろそろ、ノンフィクションに戻ろうかなぁ?
2010
March 21
March 21
仕事に追われて息抜きもままならないので、ノンフィクションを読む気力がわかなくて

ここ2週間はミステリーばかり読んでいます。
「楽園」 宮部みゆき著
未曾有の連続誘拐殺人事件(模倣犯)から9年。取材者として肉薄した前畑滋子は、いまだ事件のダメージから立ち直れずにいた。そこに舞い込んだ、女性からの奇妙な依頼。12歳で亡くした息子・等が“超能力”を有していたのか、真実を知りたい、というのだ、かくして滋子の眼前に、16年前の少女殺人事件の光景が立ち現れた…。
久々に、夜更かししてラストまで読み切りました…。
模倣犯のときより、夢中になったかも?!
正直、“超能力”が関わっていることで、荒唐無稽な印象を受けましたし、ラストへの引っ張り方は強引というか、リアリストの私には今一つではあったのですが。
土井崎夫妻がなぜ娘を手に掛けたのか、そして16年隠し続けた真実をなぜ公表することにしたのかの理由を解明するくだりは、本当に面白かったと思います。
模倣犯も読み直したくなりました。
「交錯~警視庁追跡捜査係~」 道場瞬一著
白昼の新宿で起きた連続殺傷事件ー無差別に通行人を切りつける犯人を体当たりで刺し、その行動を阻止した男がいた。だが男はそのまま現場を立ち去った。未解決事件を追う警視庁追跡捜査係の沖田大輝は、犯人を指した男の手掛かりを探し求めていた。一方、同係の西川大和は、都内で起きた金属店強盗を追って、盗品の行方を追っていた。2人の掲示の執念の捜査が交錯するとき、それぞれの事件は驚くべき様相を見せ始める。
沖田刑事が追う犯人の目処は物語1/3でわかってしまったけれど、西川刑事が追う強盗事件の伏線の張り方は見事でした。
一見相性が悪く、お互いが気に障って仕方がない2人の刑事が、両方の事件にそれぞれ関わることで、コンビとしてお互いの長所を生かしてカバーしあいながら信頼を深めている様が、非常に良かったです。
ぜひ、シリーズ化してほしいものです。
「漂泊~警視庁失踪課・高城賢吾~」 道場瞬一著
ビル火災のバックドラフトに巻き込まれ負傷した明神。鎮火後の現場からは、殺しの痕跡のある身元不明の2遺体が出た。犯人による隠蔽目的の放火だったのか。傷つけられた仲間のため、高城は被害者の身元を洗う決意をする。調査の中で、一人は捜索願の出されていた作家ではないかとわかり、事態は思わぬ方向に進んでいく。
大好きな失踪課シリーズの第4弾。残念ながら、物語中盤でラストが読めてしまったけれど、鳴沢了シリーズに出てきたキャラクターが登場したことで、個人的には物語に深みが出たように思います。
この春からドラマ化されますが、キャスティングはかなり不満

高城賢吾役は、ぜひ香川照之さんに演じていただきたかったです!
「果断~隠蔽捜査2~」 今野敏著
長男の不祥事により諸葛へ左遷された竜崎伸也警視長は、着任早々、立てこもり事件に直面する。容疑者は拳銃を所持。事態の打開策をめぐり、現場に派遣されたSITとSATが対立する。異例ながら、彼は自ら指揮を執った。そしてこの事案は、解決したはずだったがー。
実は私が今野敏作品を知ったきっかけは、「隠蔽捜査」でした。
その面白さに驚愕し、今野作品を次々に読破しています。
そんな大好きなシリーズですが、私はこの主人公・竜崎警視のまっすぐさと潔癖さ、潔さを非常に尊敬していて、自分もこうありたいと思っていたりします。
自分の責任下でどんなことが起ころうと、その道のエキスパートを尊重しつつも決断を迷わず、相手が誰であろうと自らの立場を守るためにへつらうことをしない。
そうした竜崎警視を支える奥様の度量の深さにも脱帽です。
物語も面白いのですが、キャラクターの人間性に惹かれた作品でした。
「使命と魂のリミット」 東野圭吾著
「医療ミスを公表しなければ病院を破壊する」。突然の脅迫状に揺れる帝と大学病院。「隠された医療ミスなどない」と断言する心臓血管外科の権威・西園教授。しかし、研修医・氷室夕紀は、その言葉を鵜呑みにできなかった。西園が執刀した手術で帰らぬ人となった彼女の父は、意図的に死に至らしめられたのではという疑念を抱いていたからだ。あの日、手術室で何があったのか。そして、今日は何が起こるのか。大病院を前代未聞の危機が襲う。
久々に読後感が爽やかな作品でした!
東野圭吾さんの作品に裏切られたことはありません。でも、このところ救いのない哀しい物語が多かった気がするので、今回の作品は心温まる幕切れになって本当に良かったです。
この作品も、それぞれのキャラクターの過去と、それにまつわる人間関係が丁寧に書かれていて、ミステリーとしてより、気持ちの流れを読む方が楽しめた気がします。
久々に、過去の作品を読み返してみたくなりました。
ということで、かなりハイペースに読書しています。
一時減りかけた未読本用の棚にも、新たな本が次々積み上げられています

あと3冊読み終わったら、再びノンフィクション三昧に戻る予定。
4月から異動になって、通勤時間が延びる分、読書タイムが増えると思えば、苦にならない気がします
