働くママの日々是修行。
家庭と仕事の両立に悩むママの生活雑感。
2010
April 04
April 04
週末にオフィスの引っ越しがあったり、年度末で珍しく残業が続いたりという正当な理由もあるのですが。
人生には思いがけない出来事が、いろいろ起きるものですね
ということで、全然読書が進んでいません。
「青の懺悔」 堂場瞬一著
神奈川県警を辞め、私立探偵の看板を掲げた真崎薫のもとを、高校時代の野球部の仲間で、今はスポーツ選手の代理人を務めている長坂が訪ねてきた。その依頼を受け薫は、やはり昔の仲間であり、メジャーから日本に戻ってきたプロ野球選手の結城と会う。憔悴した様子の結城は、息子が誘拐されたと真崎に打ちあけるのだが…。
「蒼の悔恨」シリーズで、迷わず手にとりました。
犯人の目星はストーリー半ばでつきましたが、かつての仲間の気持ちの動き、恋愛と仕事、元の職場とのバランスなど、キャラクターの心の動きは非常に丁寧に描かれていて、一気に読み進めました。
堂場作品は素晴らしいので、安易にドラマ化してほしくないなぁと、改めて思いました。
「ドナウよ、静かに流れよ」 大崎義生著
ドナウ川で法人男女が心中。その小さな新聞記事が頭から離れなくなった私は、2人の足跡を追ってウィーンへと向かった。もはやこの世にいない19歳の少女、日実は、異国の地でどんな恋をし、そして何ゆえに追い詰められていったのか? 悲劇的な愛の軌跡を巡る、哀切さに満ちたノンフィクション。
これは、引っ越し直前に会社の本棚で発見した一冊です。
実は私、この物語は小説だと思い込んでいました。
ノンフィクションと呼ぶには想像の話が多いし、著者の感情が入りすぎていてどうかと思いますが、日実の初めての愛に殉じようとする潔癖さは、かつての自分も持ち合わせていたものだったので、非常に胸を打ちました。
ご冥福をお祈りします。
「愛の工面」 辻仁成著
登校拒否を続けた彼女は、父親が買い与えたカメラを覗いて初めて世界と接することができたー。
それから夢中で写したものは、死骸、男の背中、自らの裸体…。写真家になった彼女と、出会った若い作家との穏やかだが断崖のように危うい愛。精神の成長を記録した鮮烈な最新小説に、著者による写真を付した、芥川賞作家の衝撃の世界。
さらさらと読み進める物語で、特に大きく印象には残らなかったかなぁ。
最初が「サヨナライツカ」だったので、肩透かし感があったのかも。
でも、かつての妻・南果歩さんが、とても無邪気で可愛かったです
そろそろ、ノンフィクションに戻ろうかなぁ?
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