働くママの日々是修行。
家庭と仕事の両立に悩むママの生活雑感。
2009
October 04
October 04
ドキュメントノベルという言葉に惹かれて購入した。
「指揮官たちの特攻~幸福花びらのごとく~」 城山三郎著
神風特別攻撃たい第一号に選ばれ、レイテ沖に散った関行男大尉。敗戦を知らされないまま、玉音放送後に最後の特攻隊員として沖縄へ飛び立った中津留達雄大尉。すでに結婚して家庭の幸せをもつかんでいた青年指揮官たちは、その時をいかにして迎えたのか。海軍兵学校の同期生であった二人の人生を退避させながら、戦争と人間を描いた哀切のドキュメントノベル。
戦争下という極限状態の中だからこそ、人間の本質が見えてしまうもので。
自分の憂さを晴らすために人に暴力をふるう人もあれば、一人で死ぬ勇気を持てずに死ななくてよい部下を道連れにする上官もいて…。
死ぬ瞬間、きっと家族に思いを馳せただろう人たちがたくさんいたからこそ、現在があるというのに。
自分だけが可愛くて、自分の幸せのために他人を傷つけるのが平気な人が大多数の世の中で、人は幸せになることはできるのだろうかと思った…。
そして「回天」のことは知っていたのだけれど、「桜花」のことは知らなかったので、これから関連書籍を探して読んでみようと思った。
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