働くママの日々是修行。
家庭と仕事の両立に悩むママの生活雑感。
2010
August 29
August 29
『犠牲〜サクリファイス〜 わが息子・脳死の11日』 柳田邦男著(文春文庫)
冷たい夏の日の夕方、25歳の青年が自死を図り、意識が戻らないまま脳死状態に。生前、心を病みながらも自己犠牲に思いを馳せていた彼のため、父親は悩んだ末に臓器提供を決意する。医療や脳死問題にも造詣の深い著者が最愛の息子を失って動揺し、苦しみ、生と死について考え抜いた11日間の感動の手記。
『犠牲(サクリファイス)』への手紙 柳田邦男著(文春文庫)
悲しみからの再生と癒し。読者からの300通の手紙が語る「生きていく自分」の物語。『犠牲 わが息子・脳死の11日』の続編。
この2冊を一番最初に読んだのは、おそらく17〜8年前のこと。
結婚を気に蔵書を整理した際に一度手放したのだが、どうしても読み返したくなり再購入した。
死の誘惑と生への責任で揺れているいまだからこそ、感じるものがあった。
多くは語りたくないけど…。
『仕事ができる人の脳 できない人の脳〜脳は自分で鍛えられる』 加藤俊徳著(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
1万人以上の脳MRI画像を見てきた脳科学者が、脳の仕組みを活用して仕事力を伸ばし、同時に脳を発達させる方法を伝授。
いま組織運営やスタッフの育成で悩むことが多いので、思わず手にとった一冊。
とてもわかりやすいし、実践しやすい内容になっているので、早速一部を実行している。
この本を読んでから、自分にインプットすることを意識するようになり、強制的に仕事を頭から排除する時間をつくるようになったのは、効率化につながっているかも!
『アメリカで、死刑を見た』 布施勇如著(現代人文社)
アメリカで死刑執行の様子を見た日本の新聞記者が、被害者遺族・元冤罪死刑囚・弁護士・検察官・執行立会人とさまざまな人と語らい、死刑について考えた。
アメリカの死刑に対するいろいろな考え方を知る上で、レポートとして読むなら面白かったけど、著者の考えがまとまりきっておらず、読後の印象は「だから、何?」って感じだったなぁ。
死刑廃止論者に肩入れしすぎていて、公平さを欠いているように感じた。
『死刑産業ーアメリカの死刑執行マニュアル』 スティーブン・トロンブレイ著(作品社)
アメリカの死刑執行官が、どのような処刑機械とマニュアルで人を殺しているのか。そして命が奪われるのを待っている人間は?その実態と現場の姿を1年以上もかけたインタビューによって精細に描きだしたノンフィクション。
1ページ2段組みで440ページが相当な量だけど、読みごたえがあって非常に面白かった。
処刑機械を製作・販売する経営者、死刑を行っている刑務所の関係者、死刑囚とその家族と、あらゆる立場の人の声が丁寧に綴られていて、死刑執行を当日でも停止できるアメリカの司法制度の話も含めて、非常に興味深かった。
『死刑産業ーアメリカの死刑執行マニュアル』 スティーブン・トロンブレイ著(作品社)
アメリカの死刑執行官が、どのような処刑機械とマニュアルで人を殺しているのか。そして命が奪われるのを待っている人間は?その実態と現場の姿を1年以上もかけたインタビューによって精細に描きだしたノンフィクション。
1ページ2段組みで440ページが相当な量だけど、読みごたえがあって非常に面白かった。
処刑機械を製作・販売する経営者、死刑を行っている刑務所の関係者、死刑囚とその家族と、あらゆる立場の人の声が丁寧に綴られていて、死刑執行を当日でも停止できるアメリカの司法制度の話も含めて、非常に興味深かった。
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