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働くママの日々是修行。

家庭と仕事の両立に悩むママの生活雑感。

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2025 
March 13
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2009 
October 17

 相変わらず、未読用本棚に積み上げた順に、コツコツ読書を続ける日々が続いている…。

 「邂逅(かいこう)~警視庁失踪課・高城賢吾~」 堂場瞬一著

 大学の理事長が失踪したと捜索願が出された。しかし捜査を始めると母親の態度は一変し、非協力的に。大学関係者も言を左右し、状況は遅々として掴めない。一方、女性の遺体が仙台で見つかり、法月の担当していた大学職員の失踪者だと判明した、胸に爆弾を抱えながら、自分を苛めるように捜査する法月を気遣う高城だが…。

 大好きな堂場さんのシリーズものですが、今回はストーリーが簡単に予測できてしまい、出来としてはイマイチといった感じ。
 残念だな~。疲れているのかな~?


 「11時間~お腹の赤ちゃんは「人」ではないのですか~」 江花優子著

 妊娠8カ月の妻とともに交通事故被害に遭った夫。帝王切開で産まれた長女は、11時間後に逝った。「娘は殺された」。怒りと悲しみで臨んだ刑事裁判で、夫婦は大きな衝撃を受ける。「胎児は人にあらず」。厳然とした刑法の理念に愕然とし、胎児の人権を訴える夫。しかし胎児を「人」と認めると、今度は別の大きな問題にぶちあたる。人工中絶は「人殺し」かー。誰もが語ることすら避けてきた問題に鋭く切り込む、渾新のレポート。

 これは、素晴らしい一冊だった。
 「命」の始まりをどこと考え、人はいつから「人」になるのか。私も自分に問い続けている。
 日本の刑法も民法もザル法で、裁判で判決が出たところで、逃げ道が残されていることを、案外知らない人が多いと思う。

 今回のケースだけで考えると、交通事故が原因で緊急帝王切開を余儀なくされ、出産後に亡くなった子どもを、法律上は胎児だから過失致死は適用できないという解釈に、まったく同意できない。

 母子は一体ではない。授かったときから、別個の人間だ。
 まして胎動を感じ、出産後生存可能な週数で生まれた子どもを「人」と認定しないなんて、ありえないことだ。
 自分の子宮で子どもを育むことができない男性、妊娠・出産の経験のない独身女性に、身体の中で子どもが生きていることを実感するがゆえに感じる気持ちを理解できるとは思えないが、医学や科学の技術レベルが異なる時代に作られた法律を盾に論じるのはおかしなことだし、少年法も含めて、現代に合う形に改定していくべきなのに、日本は何もしようとしていない。

 読んでいて一番許せなかったのは、裁判の時、加害者の妊娠中の妻が出廷していたことだ。
 自分は人様の子どもを殺しておいて、子どもを亡くした被害者の前に妊婦の妻を座らせる神経の持ち主に、謝罪の意思など見えるはずがないだろう!


 これをきっかけに、「命」の重さについて、きちんと考えていこうと思った一冊だった。
 
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2009 
October 15

 本日で11歳になった、ユリ&マリ。おめでとう~
 

 でも、ユリは肺炎の後遺症で37.5℃の熱が続いているし、マリは外耳炎で微熱が出ているし、ケーキを食べる気力もない様子…。
 プレゼントは、ユリがコマツのDVDとホイップル、マリが電気たこ焼き器とくるりんもっち~。
 夕食はリクエストのピザと、ママお手製のパスタだった 

 11年前の今頃は、帝王切開のための麻酔が切れ、傷の痛みと子宮収縮の痛みで悶絶してたっけ…。
 さらに硬膜外麻酔の管がはずれて大出血!
 夜中にトイレに行きたくても一人で起きられなくて、部屋に泊りこんでいた夫に声をかけても爆睡していて何もしてくれなくて憤慨したよな~。
 2500gちょっとの娘たちも、こんなに大きくなって!
 娘は大きくなってからの方が、楽しい気がする 

 このまま元気に育ってね!
2009 
October 14
 本当はきちんと夫と話し合いたいと思っているのだけれど。
 仕事や息子のアイスホッケーチームの運営のことで悩み事が多い夫に、自分の気持ちを落ち着かせるために話をしたいとは言えない…。
 いま夫に痛いところをつかれて、感情的になったら、夫が一番言われたくないことを言ってしまいそうな気もするし。
 私は私なりに夫のことを考えて、「放っておいてくれ」という言葉を守っているのだけれど。
 夫が困っているときには、自分が後で辛くなるのがわかっていても、何とかしているつもりなのだけど。

 全然、伝わってないんだな~。虚しい…。
2009 
October 13
 今週は原稿を書く準備を進める週。  企画をつめたり、取材手配をしたり、資料を集めたりしている。  そして週があければ、怒涛の取材ラッシュ&原稿三昧の日々…。  しばらくまともな原稿を書いていないから、勘が鈍っているのではと不安。  せめて仕事だけは、自信を持っていたいんだけどね(笑)。
2009 
October 12

 購入したまま放置していた、小説を集中的に読んでいる。

 「邪魅の雫」 京極夏彦著

 江戸川、大礒で発見された毒殺死体。二つの事件に繋がりはないのか。小松川署に勤務する青木は、独自の調査を始めた。一方、元刑事の益田は、榎木津礼二郎と毒殺事件の被害者との関係を、榎木津の従兄弟・今出川から知らされる。警察の捜査が難航する中、ついにあの男が立ちあがる。

 大好きな京極堂シリーズ! でも、読み始めるには勇気がいる一冊でもあった。
 だって、文庫なのに1311P! しかも、読み始めると止まらないんだもん(笑)。
 この厚さでも、通勤時間しか読まなくても、5日で読了できたのは、物語に引き込まれたせいもあるが、こだわりのレイアウトが読みやすいからという理由も大きい。
 京極作品は、文章が決してページをまたがない。
 ゲラチェックの大変さを知る私には、モノカキのはしくれである私には、その作業の大変さが身にしみているだけに、尊敬なんて軽い言葉ではなく、畏敬の念を抱いてしまうよ!
 次回作が待ち遠しいな~。


 「赤い指」 東野圭吾著 

 少女の遺体が住宅街で発見された。捜査上に浮かんだ平凡な家族。一体どんな悪夢が彼等を狂わせたのか。「この家には、隠されている真実がある。それはこの家の中で、彼等の手によって明かされなければならない」。刑事・加賀恭一郎の謎めいた言葉の意味は?

 もともと加賀恭一郎シリーズにそれほど愛着がないせいなのかな~。
 ストーリーは面白かったし、テーマも良かったと思うんだけど、展開が読めてしまって…。
 京極作品の後だったから、すごく軽く感じてしまった。2時間で読了。


 「無銭優雅」 山田詠美著

 友人と花屋を経営する斎藤慈雨と、古い日本家屋にひとり棲まいの予備校講師・北村栄。お金をかけなくとも、二人で共有する時間は、“世にも簡素な天国”になる。「心中する前の心持ちで、つき合っていかないか?」。人生の後半に始めた恋に勤しむ二人は今、死という代物に、世界で一番に身勝手な価値を与えているー。

 若いころ、山田詠美さんの作品をよく読んだのだが、「4U」以降は手つかずで。
 主人公が同年代だったので、久々に手にとってみたのだが、もう二度と読み返すことはないかな(笑)。
 慈雨のような生き方ができたら、人をまっすぐに愛し続けられるのかもしれない。
 でも、いまの私にはおとぎ話よりもっと遠くて、現実の辛さを際立たせる物語だったな~。
 登場人物はみんな、愛すべき人たちで、とくに姪のキャラクターは大好きだったけど!

 物語の世界に逃げ込みたくて、小説を読んだのに、没頭できたのは京極作品だけだったのは、ちょっとさびしかったかも~。

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女性
誕生日:
1969/02/17
職業:
ライター兼ディレクター
趣味:
読書&DVD鑑賞
自己紹介:
 とある会社で広告やWEB制作などの仕事に携わっています。
 結婚12年目にして離婚。子ども4人を抱えたシングルマザーです。
 仕事と家庭の両立だけでも大変なのに、これから女手一つで子どもを育て上げることを思うと、悩んでいる暇はありません。
 そんな私の日々の気持ちを綴っていきます。
 どうぞ、よろしくお願いします。
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