働くママの日々是修行。
家庭と仕事の両立に悩むママの生活雑感。
2009
September 27
September 27
最近は、実在の人物をモデルにした小説を読んでいた。
「破獄」 吉村昭著
昭和11年青森刑務所脱獄。昭和17年秋田刑務所脱獄。昭和19年網走刑務所脱獄。昭和22年札幌刑務所脱獄。犯罪史上未曽有の4度の脱獄を実行した、無期刑囚・佐久間清太郎。その緻密な計画と大胆な行動力、超人的ともいえる手口を、戦時中・戦後の混乱した時代背景に重ねて入念に追跡し、獄房で厳重な監視を受ける彼と、彼を閉じ込めた男たちの息詰まる闘いを描破した力作。
文句なく、面白かった一冊だった!
いろいろな読み方があると思うけど、私は佐久間清太郎とそれを取り巻く人たちの心理に着目しながら読み進めた。
厳しい時代だったけど、現代と違って恩情という言葉がいきていた、いまより人間らしい時代だったからの結末なのかもしれないと思った。
「八甲田山 死の彷徨」 新田次郎著
日露戦争前、厳寒の八甲田山山中で過酷な人体実験が強いられた。神田大尉が率いる青森5部隊折衷で進退を協議しているとき、大隊長が突然前身の命を下し、指揮系統の混乱から、ついには199名の死者を出す。少数精鋭の徳島大尉が率いる弘前31部隊は、11日間にわたり210余キロの全工程を完全に踏破する。2隊を比較して、自然と人間の闘いを迫真の筆で描く長編小説。
八甲田山の雪中行軍でたくさんの犠牲が出たことしか知らなかったので、物語に引き込まれ、3時間で読破した。
これが史実だっていうのが哀しい…。
これは映画を観てみたいと思ったので、近くGEOに買いに行こうと思う。
今週は取材が続き、外勤が多いので、小説ばかりを読むことになりそう。
また本の衝動買いをして、未読用の本棚に15冊、未読のコミックが30冊とノルマが増えてしまっているので、今日は一日家にいて、読み進めないとね

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