働くママの日々是修行。
家庭と仕事の両立に悩むママの生活雑感。
2009
December 31
December 31
「若草物語」から、すっかりオルコットづいてしまった私…。
「八人のいとこ」 オルコット著
両親を亡くし、遺産を相続することになったローズは、叔母たちに引き取られ、甘やかされて病弱な少女になってしまった。しかし新しい後見人のアレック叔父様はダンディで優しくて、ちょっと驚くような荒療治でローズの心を解きほぐす。8人のやんちゃな男の子のいとこたちや、孤児だけれども賢いお手伝いのフェーブに囲まれて、ローズは次第に素直な気持ちを取り戻す。アレック叔父様との約束の一年の養育機関の後、ローズが選んだ保護者とは?
「花ざかりのローズ」 オルコット著
2年間のヨーロッパ旅行から帰ったローズ。華やかな美しさに、いとこたちは心を奪われる。ロマンチストのチャーリーは、亨楽に溺れた生活を送るようになっていた。立ち直らせようと心を砕くローズに、チャーリーの思いは一方的に高まるばかり。一方、マックは他人に左右されず学問に打ち込み、アーチーは恋人のために運命に立ち向かう。それぞれの道を歩き始めたいとこたちとヒロインとの恋の糸はからまりあって…。
これも「世界少年少女名作集」で読んで以来だったのだけれど、子ども向けの本では割愛されている章があったこともあり、かなり夢中で読んだ。
1876年の作品なのに、その物語の世界は生き生きと息づいていて、「良書」という言葉が心に浮かんだ。
続編は先の展開が読めて、ちょっと物足りなかったけれど、娘たちにはぜひ読ませようと思う。
「なぜならやさしいまちがあったから」 中山美穂著
突然のパリへの旅立ちから6年。飾らない言葉で綴った「気づき」の旅。心揺さぶられるエッセイ。
後藤久美子さん同様、雑誌で見かけると手にとってしまうのが中山美穂さん。
90年代、彼女の出るドラマは欠かさず観ていたほど。
表情に浮かぶ翳とか、どこか自分を抑圧してストレートに感情をあらわにしない感じに、興味を覚えていた。
このエッセイを読んで、彼女の生育歴を知り、納得できるところ、共感できるところがあり、一気に読み切った。
この人は語るより、書く方が素直に感情が溢れる気がした。
この休日は、DVD鑑賞を優先するつもりなので、積んだままの本は放置せざるをえないと思うけど

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