働くママの日々是修行。
家庭と仕事の両立に悩むママの生活雑感。
2009
December 23
December 23
ユリの入院中、病院で読み進めていた

「第三若草物語」 オルコット著
ジョーがマーチおばさんから遺贈されたプラムフィールドで、夫であるベア先生と開いた「ベア学園」。そこで預かったナットやダンなど、個性豊かな少年少女たちとの生活とは…。
「第四若草物語」 オルコット著
老ローレンス氏の遺贈によって大学に変わった「ベア学園」。プラムフィールドの子どもたちも成人し、それぞれの道を進み始めていた…。
マリにせがまれて買った「若草物語」を30年ぶりに読み返して、「続若草物語」を手に入れ、それにあきたらず最後まで読みきってしまった(笑)。
自分が子どものときに与えられていた「世界少年少女名作全集」で、「若草物語」「小公子」「小公女」「赤毛のアン」「あしながおじさん」「クオレ物語」「秘密の花園」「アルプスの少女ハイジ」など、たくさんの作品に出会い、それが現在の読書好きにつながっていることを実感した。
自分も子どもたちに、読書が面白いことを伝えていきたいと思っている。
「ゴクミ」 後藤久美子著
1995 年にフランス人F1レーサーのジャン・アレジ氏と交際をスタートし、人気絶頂期に日本を離れて渡仏した後藤久美子さん。新しい家族との生活を大切にし、メディアへの露出が限定された後に、雑誌「FRaU」「FRaU GORGEOUS」「TARGET」(いずれも講談社刊)で特写・インタビューした10 年間の記録が一冊に。パートナーであるジャン・アレジ氏との愛情溢れる2ショット写真や修道院を改装したアヴィニオンの自邸、家族がバカンスを過ごすクルーザーなど、ここでしか見られない希少な写真を数多く収録。
芸能界にいるときは全く興味がない人だったのに、渡仏後は雑誌で見かけると必ず購入してしまっていた(笑)。
人生のプライオリティがはっきりしているところと、大切なもののためにそれまでのキャリアを捨てた潔さに惹かれるんだろうなぁ~。
何にも手放そうとしない、欲深い私の対極にいる人だから

「闇の底」 薬丸岳著
子どもへの性犯罪が起きるたびに、かつて同様の罪を犯した前歴者が殺される。卑劣な犯行を、殺人で抑制しようとする処刑人・サムソン。犯人を追う埼玉県警の刑事・長瀬。そして、過去のある事件が二人を結びつけ、前代未聞の劇場型犯罪は新たなる局面を迎える…。
「天使のナイフ」の著者なので、かなりの期待を持って読み始めたのだけれど…。
ストーリーは面白いし、文章も軽快。伏線の張り方も申し分ないんだけれど、物語の中盤でラストがわかってしまった…。
「天使のナイフ」が良かっただけに、ちょっとガッカリだったかな~。
「棘の街」 堂場瞬一著
地方都市・北嶺での誘拐事件は、県警捜査一課の敏腕刑事・上條のミスにより被害者が殺害され、捜査が行き詰っていた。自らの誇りを取り戻すため、捜査にまい進する彼の前に現れた少年。その出会いが彼が封印してきた過去を説き始めた時、事件は意外な姿を見せる…。
これも人間関係のつながりも、事件の実際も早々に予想はできたのだけれど、最後まで楽しんで読み切れたのは、堂場さんの力なんだと思う。
この方の警察小説は面白い!
「兵隊たちの陸軍史」 伊藤桂一著
兵士たちはうかに生活し、いかに戦闘したのか。教練、食事、給与、上下の人間関係、戦闘での名誉心や功績のあり方まで、日中戦争に一兵士として従軍した著者の実体験と豊富な資料で、露悪も虚飾も避けて、兵隊たちの姿を余すことなく伝えるノンフィクション。
初版は昭和44年。私が生まれた年に発刊されている本だった。
太平洋戦争に関する本は、フィクション・ノンフィクションに関わらず、いろいろ読んでいるけれど、この本で初めて知る事実も多かった。
軍国主義を認めはしないけど、この時代の日本人の心の在り方や生きざまには、学ぶべきことが多い。
資料としても秀逸だと思った。
PR
