働くママの日々是修行。
家庭と仕事の両立に悩むママの生活雑感。
2009
May 29
May 29
先週の水曜日から取材が続き、毎日直行・直帰って感じだったし、取材の合間に原稿を書くために常にノートパソコンを持ち歩いていたので、読みかけのハードカバーはちょっとお休みして。
先日ブックオフのサイトで購入した、20年前に出版された本を読んでいた。
全部、千葉敦子さんというジャーナリストの本だ。
会社勤めを始めたばかりのころは、すごく触発されたし、何でも仰る通り!って感じて読んでいた記憶があるけれど。
彼女が乳がんにかかったの年齢を超えて、あらためて読みなおしてみると、肩に力が入ってたのね~と思う部分がある

彼女が20年前に予測していた情報社会になっているし、男女雇用均等法が施行されて女性の社会進出も進んだし、国際社会での日本人のあり方についても頷けて、ジャーナリストとして先見の明があったことは素直に素晴らしいと思う。
でも、専業主婦や子どもを産む女性を格下に見てはこき下ろしているけれど、ここまで声高に言うのは負け惜しみだから? と思うほど、頑なな感じがした。
一人でしか暮らせないのは、協調性や忍耐力に欠けるからだという見方もあるし。
私は自分で子どもを産み育てないのに、老後の福祉は社会が保障すべきという考え方には賛成できない。
働く主婦として、それなりの税金を払いながら、4人の子どもを育てている私には、まっとうな仕事や結婚や育児、介護という面倒を避けて楽をして生きた、ニートとかフリーターとか引きこもりの人たちの老後を、自分の子どもたちの世代がフォローするなんて、納得がいかないよ

それでも、彼女のポリシーを全うした生き方は尊敬しているし、機会があれば読み返すだろうと思うけど。
年齢を重ねたから気づけることも多かったので、読んで良かったな。
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