働くママの日々是修行。
家庭と仕事の両立に悩むママの生活雑感。
2009
May 09
May 09
ゴールデンウィーク後半は、パソコン部屋で読書に勤しんだ。
まず、道場瞬一の「蒼の悔恨」。
「猟犬」と呼ばれる神奈川県警捜査一課の真崎薫は、連続殺人犯・青井猛郎を追い詰める。しかし、コンビを組んで捜査していた赤澤奈津をかばった一瞬の隙をつかれて深手を負い、逃走されてしまう。その後捜査から外された真崎は青井を追い続けるが…。
刑事・鳴沢了シリーズのファンで、道場さんの本は買い続けているけど、今回はイマイチだったかな~。
前半は楽しく読んだけど、中盤でその後の展開が読めてしまって…。ラストも強引だったし。
期待が大きかった分、肩すかしをくらった感じだった。
そして、増田明利の「今日、ホームレスになった」。
ギャンブルやバブル崩壊、一家離散、住宅ローン、リストラなど、さまざまな理由で順風まんぱんだった人生が突然崩壊した15人のサラリーマンの転落記。
普通のサラリーマンがちょっとしたきっかけでホームレスになってしまう。
不景気の日本では、こんな光景がいたるところで起こっているんだろうな~と思うと、身につまされる。
ただこの本を読んで思ったのは、家庭をきちんと築いてこなかったツケが回ったのだということ。
自分が辛いときに家族が支えてくれないのは、その人にも原因があると思うから。
でも、自殺されるよりはホームレスとして生きてくれる方がいいと思った。
最後は、制作verbによる「遺書」。
自殺を選んだ10代、20代の若者の遺書と遺族のインタビューにより、「生」「死」「家族」について考察した一冊。
正直なところ、制作スタッフのほとんどが20代前半なので、インタビューも浅くて通りいっぺんだし、企画意図がよくわからない部分はあって、本としての読みごたえはないのだけれど。
同世代の若者が「自殺」をテーマに、明日への希望について考え、いま自殺を考えている人にメッセージを残したいという思いには共感できた。
今日も何か本を仕入れようと思っている。
週が明ければ、読書どころじゃないからね~。
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