働くママの日々是修行。
家庭と仕事の両立に悩むママの生活雑感。
2009
August 02
August 02
なかなか読書が進まない中、読んでいた本がこれら。
「秘録 陸軍中野学校」 畠山清行著・保坂正康編
「謀略は誠なり」-欧米諸国に対して情報戦に出遅れた日本は、昭和13年、秘密裏に工作員養成機関「陸軍中野学校」を誕生させた。軍部の因習から離れた合理的かつ開明的な教育は、敗戦までの僅かな間に驚嘆すべき成果を挙げるが…。謀報とは、謀略とは何か。出身者たちの活躍と失敗を徹底的に追いながら、戦争の裏面と工作員の実態に迫る。
これは著者の畠山清行氏が昭和40年代に発表した「秘録 陸軍中野学校」を、平成に入り編者の保坂正康氏が再編集を行い文庫化したものなのだが、話が前後したり、解説の入り方が不親切だったりして、非常に読みにくかった。
第二次世界大戦時の日本軍に関する書籍には、必ずといっていいほど陸軍中野学校出身者の記述があって、かなり期待して読んだので大きな不満が残った一冊だったため、読み切るのに非常に時間がかかった。
もう二度と読み返すことはないだろう。
「推理小説」 奏建日子著
会社員、高校生、編集者など面識のない人々が相次いで惨殺された。事件をつなぐのは「アンフェアなのは、誰か」と書かれた本のしおりのみ。そんな中。出版社に届けられた原稿には事件の詳細と殺人予告、そして「事件を防ぎたければ、この小説の続きを落札せよ」という要求が書かれていた…。
これは「アンフェア」としてドラマ化されていて、DVD-BOXも購入しているので、サラサラと読み流した。
先日出かけたイベントの「古本ばくりっこ」で、読みたい本がなかったので手にした一冊だったので、特に感想もなし。ドラマのシナリオは秀逸だったけど。
「1Q84年」 村上春樹著
これは意図してあらすじも感想も書かない。
実は私、村上さんの著作を読むのは「ノルウェイの森」以来だったのだが、読みなれないジャンルだったので、1冊目の300Pあたりまでは物語に入り込めず、かなり苦戦した…。2冊目の後半からラストも…。
同僚から借りたから読んだけど、自分で買ってまで読もうとは思わないかも…。
いまは再び、ノンフィクションに戻っている。
未読用本棚に積まれた15冊のうち、フィクションは5冊だけ。
これはここ数年、何度も読み返したくなるフィクションに出会えていないからだと思う。
ミステリーは好きでよく読んでいるけれど、手元に置く本は圧倒的に少ないもんな~。
読書好きには、さびしい話だ…。
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